歯というのは人に与える印象においてとても重要な顔の一部です。
歯が綺麗な人は、清潔感があり好印象を与えます。
ですから歯並びや歯の色の白さを気にする人は多いでしょう。
その中でも、歯の黄ばみの悩みについて解決策をご紹介します。
まずなぜ歯は黄ばむのかです。
歯が黄ばむ原因は、大きく分けて3つあります。
外部要因・内部要因・加齢による要因です。
外部要因とは、汚れのことです。
「ステイン」という名前を耳にするかと思います。
ステインは食べ物に含まれているポリフェノールなどが唾液の中のたんぱく質と結合したもので、ステインが歯の表面にこびりつくので歯が黄ばむのです。
色の濃い食べ物や飲み物を摂取するとよりステインは付着します。
このステインのほかにも外部要因には、喫煙による「ヤニ」があります。
たばこにはタールという植物性樹脂が含まれていて、このタールがたんぱく質と結びつくとヤニになるのです。
ヤニはステインよりも粘着力が高くより黄ばみやすいと言えます。
ではなぜ毎回の歯磨きでは黄ばみは取れないのか。
ステインやヤニは歯の表面に付着しその後、歯の表面のエナメル質に浸透をしていきます。
なので黄ばみ汚れが歯に残ってしまうのです。
衣類に付いたシミは時間が経つと落ちなくなるのと同じようなイメージです。
次に内部要因とは抗生物質によるものです。
テトラサイクリンという抗生物質には歯が黄ばんでしまう作用があるとされていて、これを永久歯が生え変わるころの子供が服用すると影響します。
加齢による要因とは、歯の表面のエナメル質のすぐ内側にある象牙質の色に影響されます。
象牙質は黄ばみかかった色をしていてエナメル質が加齢によりすり減り、象牙質が増えて色が濃くなることが原因です。
ではこの黄ばみを取るにはどうしたらいいのでしょう。
歯の黄ばみを低コストでとる裏ワザ
出典:pixabay
バナナの皮で歯を磨く!
バナナの皮にはカリウムやマグネシウムというミネラルが含まれており、これが歯の内側の汚れを落とす効果があるようです。
含まれているのは内側の白い部分です。
まずは、この部分をハブラシで取っても良いですし直接歯に塗ってもいいです。
歯磨き粉などは利用せず、バナナの皮の成分を歯の表面に塗ります。
この後10分ほど乾かします。
唇で歯を包んで成分を落とさないように注意してください。
乾かした後はハブラシで丁寧に磨いていきます。
この時に歯磨き粉はつけません。
1本ずつ丁寧に磨くのがポイントです。
一度ゆすいで、仕上げとしていつも通りの歯磨きをしてください。
2週間ほど続けることで効果を感じられるみたいです。
歯の黄ばみを低コストでとる裏ワザ
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重曹を使ってうがいをする!
重曹とは化学名で炭酸水素ナトリウムという塩の仲間みたいなものです。
主にベーキングパウダーなどとして調理に使われたり、便利なお掃除グッズとしても使われたりします。
歯に対して重曹には美白効果ではなく、クリーニング効果があるとされています。
歯の黄ばみになる多くは酸性の汚れで、重曹はアルカリ性のため歯の表面の着色汚れと結合しているタンパク質を加水分解効果で落とすことができます。
また重曹の粒子が研磨剤の役割をし、こびりついた汚れを落とすとされています。
重曹をハブラシにひとつまみほど乗せて歯磨きをする方法もありますが、研磨力が強いのでこすりすぎに注意です。
次に重曹でうがいをする方法は500mlの水に約3gの重曹をよく混ぜて使います。
食後や歯磨き後に使用してください。
この時、喉を潤すガラガラうがいではなく、口の中をゆすぐ、ぐちゅぐちゅうがいをしてください。
弱アルカリ性の重曹を使うことで、酸性の汚れによる口臭予防にも役立ちます。
しかし口の中がアルカリ性に傾くと歯石がつきやすくなります。
歯石自体には害はありませんが虫歯や歯周病の原因となる細菌が繁殖しやすくなるので、頻繁にやりすぎるのはやめましょう。
過酸化水素とベーキングパウダーのペーストを作って歯を磨く!
上記で説明した通り、ベーキングパウダーは重曹と同じものです。
では過酸化水素についてです。
主に過酸化水素水という名で水溶液として使われています。
殺菌効果や漂白効果があります。
オキシドールという名前で消毒液としても使われています。
過酸化水素水は薬局で簡単に手に入ります。
重曹の研磨作用と過酸化水素の漂白効果でホワイトニングに適しているとされます。
大さじ1杯の重曹と大さじ2杯の過酸化水素をよく混ぜて歯磨き粉として使えます。
歯を磨いて水でゆすぐ前に1分ほど置いておくと漂白効果がより見られます。
こちらも効果が強い場合があるので頻繁に使用するのはおすすめできません。
アーユルベーダ直伝「オイルプル」
アーユルベーダとはインド大陸で発展した伝統医療のことです。
全体観といわれる、心身のバランス・調和を重視する医療の考え方です。
その中で「オイルプル」という方法があります。(オイルプリングとも呼ばれます。)
植物性の油でうがいをする方法です。
大さじ1杯ほどの油を口に含んで20分ほどマウスウォッシュの要領でうがいします。
このことで歯の間の汚れや口の中の雑菌をからめとり、吐き出すことができるのです。
口臭や歯や歯茎のくすみがなくなるのと、水よりも硬い油を含んで口を動かすことで筋肉を使うこととなり、ほうれい線予防や顔やせに効果的です。
基本的に使用される植物性の油は白ゴマ油で、殺菌効果が高いため利用されます。
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しかしいま注目されているのが、ココナッツオイルです。
ココナッツオイルは口内のくすみを取るのに効果的とされているようです。
また口内からオイルが体内へ浸透するので、ココナッツオイルによるデトックス効果も期待ができます。
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どちらも、苦手な方はオーリーブオイルでも可です。
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オイルプルは起床時の朝食前が望ましいです。
最初のうちは吐き出し防止のために水を一口飲んでからしましょう。
1日1回から3回が目安です。
口に含んだオイルには汚れや細菌が含まれていますので絶対に飲み込まないようにしましょう。
オイルを吐き出す場合は水道等だとつまりの原因となります。
ビニールなどに出し、ゴミ箱に捨てるといいでしょう。
さいごに
出典:AC
やはりいつまでもきれいな歯でいたいものですよね。
審美歯科では高額なホワイトニングですが、これらの方法であれば手軽にすぐできるので是非試したいものです。
オイルプルのような方法があるなんて驚きでした。
ココナッツオイルなどの味が気になる場合は、ミントなどのオイルも少し足して味付けしても良いそうです。