アーモンドオイルでメイクが落とせるってご存知でしたか?
添加物が含まれていない天然のオイルはデリケートな肌への負担も少なく、クレンジングをしながら肌のケアを行うことができます。
しかし市販のものよりゆっくり時間をかける必要もあり注意点もあります。
詳しくご紹介していきましょう。
〜本日の内容です〜
アーモンドオイルの特徴と効果は?
特徴
ほんのりとナッツの甘い香りのする黄色いオイルです。
粘性が高くしっとりしていますが、伸びやすく肌に吸収されやすいのでべた付きはあまり気になりません。
アーモンドオイルが肌に吸収されやすいのは人の皮脂と似た性質を持っているためだと言われています。
皮脂分泌が少ない乾燥肌の人には特におすすめです。
低刺激なので敏感肌や、市販のもので肌が荒れやすい人も使う事ができます。
脂性肌の人には向いていない、とは言いませんが顔へのマッサージを行う際には肌につけたままにせず、洗い流した方が良いでしょう。
効果
・皮膚を柔らかくする…皮膚を柔らかくして水分や栄養を逃がさず、ハリやツヤのある肌に導きます。
・美白…シミの原因であるメラノサイトを抑制する効果が見込めます。
・炎症やかゆみの軽減…消炎作用が期待できるので、日焼けなどの肌のダメージの緩和や乾燥による痒みを軽減できる可能性があります。
アーモンドオイルをマッサージオイルとして使う場合の手順は?
まず準備を行いましょう。
メイクを落として洗顔をしておきます。
マッサージは体が温まっている時の方がより効果的です。
ぬるめのお風呂に15分ほど浸かる、蒸しタオルを顔に当てるなどして血行を良くしておきましょう。
室内の温度も重要です。暑すぎず寒すぎず自分にとって心地よい温度に室温調整しておきます。
「時間がない!」と焦っている時にマッサージをしても集中できず、リラックスできそうにないですよね。
なるべく就寝前など心に余裕がある時を選びましょう。
いざマッサージ開始です。
手を石鹸で清め、ぬるま湯で温めます。
温めることでオイルが馴染み、広がりが良くなります。
温めた手のひらにアーモンドオイルをたっぷり取り、手のひら全体に広げます。
オイルを優しく乗せ全体に伸ばしていきます。(絶対に強くしないようにしてください)
顔のマッサージは下から上にが基本です。
強く上から下にしてしまうと顔の筋肉がダメージを受けてしまい垂れる恐れがあります。
目の疲れに効果が期待できるマッサージ
眉の下にあるくぼみに親指をかけ、眉尻までゆっくり流していきます。
鼻の付け根を親指と人差し指でつまみ、眉間まで指を移動させます。
親指をこめかみに当て、おでこにかけて下から上へ。
下瞼を目頭から目じりにかけてゆっくりとマッサージ。
これを各5回ずつ繰り返します。
続けることでぱっちり目効果も期待ができます。
下瞼はデリケートなのでオイルをたくさんふくませて行いましょう。目に入らないように注意してくださいね。
顔だけでなく首までのリンパを流すことによって小顔効果が期待できるマッサージもあります。
こちらの動画で詳しいやり方を紹介しています。
ビフォーアフターがすごい!
使用しているのは違うオイルですが、アーモンドオイルでも効果が期待できます。
マッサージが終わりましたら余分なオイルを清潔なタオルでふき取ります。
汚れが出た、脂性肌で油分が気になるという方はぬるま湯で洗い流しスキンケアを行いましょう。
アーモンドオイルをクレンジングとして使う場合の手順は?
アーモンドオイル成分は人間の皮脂と似た性質を持っていると言われています。
市販のクレンジングを使うと乾燥する、皮膚が荒れる、角栓が気になるという人に試してもらいたいです。
まず手を洗い、清潔な状態にしておきます。
ぬるま湯を使って手を温めるとより効果が高くなります。
手のひらにたっぷり(500円玉くらい。プッシュ式の場合3~4回)とアーモンドオイルを取ります。
たっぷりというのが重要です。足りなくなったらオイルを足しましょう。顔は摩擦に弱いので油分が少なくて指でゴシゴシは絶対に避けたい行動です。
オイルを手のひら全体に広げ、皮脂が多い部分から順番に乗せていきます。(例:おでこ→鼻→あご→頬)
手にぬるま湯を少量取り、顔全体に広げます。
こうすることでメイクと油分が混ざりやすくなりするすると落ちるようになります。
白っぽく「乳化」という状態になったら洗い流しのサインです。
ぬるま湯でしっかり洗い流します。
メイクの成分を含んだ油分が顔に残ると肌荒れの原因となります。
20~30回顔全体を洗い流し、おでこの生え際や耳のよこ、顎の下などもしっかりとすすぎましょう。
クレンジングが完了したら洗顔をおこないます。
アレルギーで肌に合わない場合もアリ!パッチテストの方法をご紹介
アーモンドオイルは肌に優しいとされる成分で出来ていますが、稀にアレルギーが出る人もいます。
広範囲に使用する前に必ずパッチテストを行いましょう。
パッチテストの方法
アーモンドオイルを1滴ほど手に取り、清潔にした二の腕の内側に塗り、そのまま24~48時間放置します。
オイルは直射日光を浴びると酸化し、火傷のような症状を引き起こす可能性があります。
外出予定がある場合は絆創膏などを張って日光が当たらないようにしましょう。
かゆみ、赤み、ぶつぶつ、皮がむけるなどの症状が出たらアレルギーの恐れがあります。
すぐに洗い流し、使用を中止します。症状が酷いようなら医師に相談を行いましょう。
まとめ
・特徴…粘性が高くしっとりしているが、皮膚に吸収されやすいのでべた付きにくい。低刺激。ほんのりとナッツの香り。
・効果…皮膚を柔らかくする、美白、炎症やかゆみの軽減など。
・マッサージの手順…顔を温める。清潔な手にオイルをたっぷり取り、全体に広げ下から上に流す。マッサージ後は余分な油分をふき取る。
・クレンジングの手順…清潔な手にたっぷりとオイルを取り、皮脂量の多い部位からひろげていく。ぬるま湯を含ませて乳化させる。オイルが白っぽくなったらぬるま湯でしっかりと洗い流す。
・パッチテストの手順…二の腕の内側など日光の当たらない場所に塗り、1~2日放置して異常がないかを見る。
クレンジングはおすすめなので、手間はかかりますが是非試してほしいと思います。
一般の人がクレンジングにかける時間は1~2分ほどというデータがあります。
市販に売っているメイク落としには界面活性剤という成分が入っており手軽に汚れを落とす事ができます。
しかし界面活性剤は食器用洗剤などにも使われている成分であり、簡単に汚れが落ちる分肌にも負担がかかります。
アーモンドオイルは当然界面活性剤が入ってないので汚れをゆっくりと浮かして落とす必要があります。
ゴシゴシしないでゆっくり落とすことにより肌への負担もより少なくなります。
女性にとって化粧は生活につきものです。
ダメージを積み重ねないようクレンジングを負担の少ないものにして労わってあげましょう。