近年、アメリカを中心にセレブ達も愛用する大人気のアーモンドバターについて紹介します。
アーモンドバターは美容効果、ダイエット効果、アンチエイジング効果が期待されるヘルシーフードです。
その健康効果について今回詳しく説明します。
また、簡単にできる自家製アーモンドバターの作り方&活用法も解説しています。
アーモンドバターの健康効果はある?
アーモンドバターの主成分はその名の通りアーモンドです。
アーモンドは他の食品と比較して、ビタミンEが飛び抜けて豊富なのが大きな特徴です。
ビタミンEは強い抗酸化作用があり、「若返りのビタミン」と言われています。
抗酸化作用によって体内の酸化を防ぐことで、肌を若く保つ効果や血管を若く保つ効果があります。
つまり、アンチエイジングや生活習慣病予防に期待されるというわけです。
また、ビタミンEにはアルツハイマー病の予防および進行を遅らせる効果も発表されています。
いつまでも若々しくいたい方には嬉しい効果と言えます。
ビタミンEの他にも、ビタミンB2が豊富に含まれています。
ビタミンB2は皮膚や髪、爪などの細胞の再生に関わっており、美容効果が期待されます。
また、食物繊維が豊富に含まれているのも大きな特徴です。
同じ重量であれば、レタスの約9倍もの食物繊維が含まれています。
食物繊維には便通をスムーズにしてくれる効果があります。
この他にも、糖の吸収を緩やかにして血糖値が急激に上がるのを抑えてくれる効果もあります。
これは体に脂肪が付きにくいことを意味しており、食物繊維豊富なアーモンドバターはダイエット中の方の味方になってくれます。
アーモンドバターには多く不飽和脂肪酸が含まれます。
100gあたり脂質が54gとほぼ半分が脂質であり、脂質のほとんどが不飽和脂肪酸です。
脂質が多いと聞くと毛嫌いする方もいらっしゃるかもしれませんが、不飽和脂肪酸は積極的に摂りたい油と言われています。
不飽和脂肪酸を積極的に摂りたい理由。
ジャンクフード、ファストフードなどに多く含まれるトランス脂肪酸は摂り過ぎると肥満の原因、動脈硬化や心臓疾患のリスクを高めるなど、健康に良くないとされています。
それに対し、不飽和脂肪酸には動脈硬化や血栓を防いで血圧を下げたり、悪玉コレステロールを減らして血液をサラサラにしたりと健康に良い効果があるのです。
また、ダイエット中は脂質を制限しがちになります。
しかし、脂質も体に大切な栄養素です。
不足すれば皮膚がカサカサになったり、髪の毛が痛みやすくなったりします。
そのためダイエット中の方には、体に良い不飽和脂肪酸を摂取できて、豊富な食物繊維による脂肪が付きにくい効果も期待できるアーモンドバターが適していると思われます。
アーモンドバターにはこのような健康効果が期待されるため、海外セレブに人気となっています。
例えば、アメリカの女性タレントのクロエ・カーダシアンは出産後、ベストな体型に戻るために行ったダイエットでは、朝のトレーニング前に大さじ一杯のアーモンドバターを食べていたそうです。
また、シンガーソングライターのジャスティン・ティンバーレイクの朝食は亜麻とアーモンドバターのワッフルとスクランブルエッグにしているそうです。
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アーモンドバターの栄養価は?
無添加のアーモンドバター大さじ1杯(食パンに塗る平均的な目安量)で約12gです。
これを基準にした栄養価は以下の通りです。
- アーモンドバター12gあたり
- エネルギー 72kcal
- たんぱく質 2.2g
- 脂質 6.5g
- 炭水化物 2.3g
- 食物繊維 1.2g
- ビタミンE 3.7g
食パン1枚(60g)のカロリーは158kcalですので、アーモンドバター大さじ1杯で食パンの1枚の約半分のカロリーに相当します。
また、この他にはビタミンB2、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガンがアーモンドバターに多く含まれる栄養素です。
他の食品に比べ、特に含有量の多いビタミンEは、大さじ1杯で3.7㎎含まれています。
一日の摂取目安量が男性で6.5㎎、女性で6.0㎎ですので、大さじ1杯のアーモンドバターで目安の半分以上のビタミンEを簡単に摂ることができます。
また、ビタミンEは体内に蓄積しにくい性質の為、摂り過ぎたとしても普通の食事で過剰症が起こることはまずありません。
食べ過ぎたとしても安心です。
自家製アーモンドバターの作り方は?
市販のアーモンドバターは砂糖や食用植物油脂、乳化剤等の添加物が使用されてものがあります。
自家製であれば添加物を使用せず、かつコストを抑えて作ることができます。
ここでは100%アーモンドの無添加自家製アーモンドバターの作り方を紹介します。
作り方は簡単。
フードプロセッサーにアーモンドを入れて回すだけで出来上がります。
用意するもの
材料:アーモンド…お好みの量で
使用器具:フードプロセッサー
無添加自家製アーモンドバターの作り方
step
1アーモンドをフードプロセッサーに入れ、粉砕しながら攪拌。
step
2攪拌を続けると、粉末状から次第にしっとりしてきます。
step
3ペースト状になるまで攪拌したら完成。
冷蔵庫で約1カ月保存可能です。
アーモンドバター
アーモンドバターのアレンジでおすすめの使い方をご紹介!
アーモンドバターを使ったおすすめの食べ方を3つ紹介します。
朝の食パンに塗る
ジャムやバターの代わりにアーモンドバターを朝食のパンに塗るというシンプルな活用法。
アーモンドバターは栄養価が優れており、そのうえ美味しいので、ジャムやバターの置き換え品として優秀。
しかしながらアーモンドバターは脂質が多いので、朝食に摂るのをおすすめします。
脂質の多い食事は朝や昼に多めに摂っても、日中の活動でカロリー消費されるので問題ありません。
ですが、夜間に脂質が多い食事を摂ると脂肪として体内に蓄えられます。
つまり太ってしまう可能性があります。
そのため、アーモンドバターは朝に食べるのがおすすめです。
カレーに入れると風味が出ます
アーモンドの香ばしさとカレーのスパイシーさがマッチします。
普段食べているカレーとまた違った風味を楽しめるのでおすすめです。
アーモンドバターを入れる量によって風味の強さが変わってきますので、お好みでどうぞ。
アーモンドバタークッキー
お菓子作りが好きな方には、クッキー生地に練りこんで焼いてみるのもおすすめです。
口に入れた瞬間、アーモンドの香りが広がります。
小腹が空いた時、栄養価の高いクッキーを手軽に美味しく楽しむことができます。
まとめ
アーモンドバターのカロリーは高い?健康効果はある?のまとめ
- アーモンドバターには特にビタミンE、食物繊維、不飽和脂肪酸が多く含まれている。
- ビタミンEの効果…抗酸化作用により、肌や血管を若く保つアンチエイジング効果。
- 食物繊維の効果…便通をスムーズにする。脂肪を付きにくくするダイエット効果。
- 不飽和脂肪酸の効果…血圧を下げる。悪玉コレステロールを減らして血液をサラサラに。
- アーモンドバターを活用している海外セレブ…クロエ・カーダシアン、ジャスティン・ティンバーレイクなど。
- アーモンドバターのカロリー…12g(大さじ1杯)で72kcal。食パンのおよそ半分のカロリーに相当。
- アーモンドバターに多く含まれるビタミンEは体内に残りにくいので、仮に食べ過ぎたとしても過剰症の心配がない。
- 無添加アーモンドバターの作り方…フードプロセッサーにアーモンドを入れ、回すだけ。簡単に出来る。
- アーモンドバターの活用法…ジャムやバターの代わりにアーモンドバターを置き換えることができる。
アーモンドバターにはアンチエイジング効果、ダイエット効果のほか、血圧を下げたり、血液をサラサラにする効果もあり、健康にとても良い食品です。
ヘルシー志向の高いアメリカで大人気なのもうなずけます。
作り方も簡単なので、ダイエット中の方やいつまでも若くありたい方はアーモンドバターを始めてみてはいかがでしょうか。