不妊の原因の約半分が男性側の原因と言う事をご存知ですか?
勤勉な日本人はほとんどを仕事に捧げ自身の食生活や睡眠などをおざなりにする傾向があります。
年齢と共に低下する男性ホルモンですが、不摂生な生活は低下を早め、心身ともにくたびれさせます。
アーモンドには男性ホルモンを向上させる効果があり、ぜひ生活に取り入れてもらいたい食材です。
〜本日の内容です〜
不妊は男性の精子も問題!男性の妊活が女性より遅れているのは何故?
古くから日本では不妊の原因は女性にあるとされてきました。
結婚して3年経っても子供ができない場合は婚家から追い出されていました。
科学という概念が無い昔の時代では、子供ができない理由は前世で動物を殺した報いなどという言いがかりのような差別があったのです。
(ちなみにお地蔵様がそこら中にあるのはその呪いを解くためと言われています)
科学が発達した近年でも不妊の原因は女性にあるという風潮は残っております。
ドラマなどでお姑さんに「子供はまだなの?!」と責められる、女性だけが「まだできないの?」と言われるなどですね。
誰からも責められないからか男性の多くは自分に原因があるということを分かっておりません。
世界保健機関(WHO)が発表したデータによると、日本人男性の4人に1人が自然妊娠に必要な精子の基準を下回っていると言われています。
その原因は不摂生な食生活、ストレス、運動不足、睡眠不足など。
さらに結婚が晩婚化し、妊娠も高齢化しているため更に自然妊娠できる確率が下がります。
実際に不妊の原因の半分は男性にも問題があるという研究結果がでています。
これは現在独身の方も無関係ではありません。
年齢と共に男性ホルモンは低下していきます。
不摂生な生活は低下するスピードを早め、いざ子供が欲しいとなった時に後悔をすることとなります。
未来の為にできる妊活を初めてほしいと思います。
アーモンドで男性不妊を解消?精子とナッツに関する驚きの研究結果とは?
スペインの研究チームが2018年7月4日に発表した研究結果によると
「若い男性の食事に2週間続けてナッツを摂りいれたら精子の数と質が著しく改善した」とのことです。
著しくとは「物事がはっきりわかるほど目立つさま」を意味します。
2週間ではっきりと分かるほど改善できたのは何故なのか詳しく紹介していきます。
研究内容とその結果
研究を行ったのはロビラ・イ・ビルヒリ大学のアルベルト・サラスウエトス氏率いるスペインの研究チーム。
18~35歳までの男性119人に「ナッツ類(アーモンド・ヘーゼルナッツ・クルミ)を1日60グラム摂取するグループ」と「普段通りの生活を送るグループ」に別れてもらい2週間生活するというもの。
2週間後、ナッツを摂りいれたグループは精子の濃さが約14%上昇、精子の運動率が約6%上昇、精子の形態評価約1%↑上昇と良質な精子が作り出されていたことが分かりました。
なぜ精子の質が改善されたのか
妊娠させる力を上げるにはオメガ3脂肪酸(DHA、EPA、リノレン酸)、抗酸化脂肪酸、葉酸などを食事に摂りいれることが必要だと言われています。
これらはナッツ類に多く含まれており、特にアーモンドは脂質にリノレン酸、抗酸化作用のあるビタミンE、葉酸など全てをカバーしています。
アーモンドを毎日の生活に適量に摂りいれることで不妊の解消に繋がるかもしれないと言われているのです。
絶対に解消される訳ではない
研究は健康的な男性を対象としており、男性機能障害や専門的な治療が必要なケースなど別の要因がある場合は食生活の改善だけでは男性不妊は解消されません。
しかし男性機能には精神的な要因も多く含まれていると言われています。
ナッツ類に含まれるアミノ酸の一種である「トリプトファン」は精神を安定させる効果や良質な睡眠を促す作用があります。
これらは心身の健康に役立ち、間接的に不妊の原因を取り除きやすくしてくれるのではと思います。
男性の妊活効果UPのアーモンド摂取量はどれくらい?男性ホルモンを活発にさせる栄養素と含まれる食材は?
アンチエイジングと聞くと女性の肌を対象としたものと思いがち。
しかし男性にこそアンチエイジングは必要なんです。
男性が注目してほしいのは肌への効果ではありません。
男性ホルモンへの効果です。
男性ホルモンに含まれるテストステロンは年齢とともに低下していきます。
すると精子の質や量が落ちるだけでなく、EDなどの男性機能の低下、薄毛、筋肉が付きにくくなる、脂肪が燃えにくくなるなどの目をそむけたくなるほどの症状がでてきます。
症状は肉代だけではありません。うつ病になりやすくなるなどの精神面にも影響を及ぼします。
アンチエイジングでテストステロンを向上させることで元気な肉体と屈強な精神を手に入れましょう。
男性の妊活効果アップを狙いたいなら1日10~22粒アーモンドを食べましょう。(推奨摂取量は22粒まで)
アーモンドは若返り効果のあるビタミンEを始め妊活効果を高める栄養素がふんだんに含まれています。
その他妊活に摂りいれたい食材と栄養素とは?
タンパク質
精子はタンパク質でできています。タンパク質の多い食材を摂ることで量を増やす事が可能と言われていますが、カロリーが高いものは厳禁です。
お勧めなのはカロリーが低く良質なたんぱく質をたくさん含んでいる豆腐や納豆です。
しかし大豆製品には女性ホルモンに似た働きをすることもあり、摂り過ぎは精子の数を減少させるとの研究もありますので摂り過ぎは厳禁です。
1日50gほどを目安に食べましょう。納豆の場合1パック、豆腐の場合は半分程度です。
リコピン
トマトに含まれる赤い色素のことで抗酸化作用があります。
飲料メーカーであるカゴメ株式会社が行った研究ではトマトジュースが精子の運動率を上げ、男性不妊の改善に役立つといった研究がされています。
もちろん野菜のトマトからでも摂る事ができますが、生のトマトでは吸収が悪いため加熱をした調理をすることがおすすめされています。
リコピンは油と一緒に摂ると吸収率が上がるため、オリーブオイルなどを使ったイタリア料理や魚料理に使うと良いでしょう。
EPAとDHA
魚の油に含まれる飽和脂肪酸のことです。
血液をサラサラにし、コレステロール値を下げるなどの効果があります。
精子が含まれる「精液」は血液から作られます。質の良い精液は精子の運動率を高めます。
血液の質を高めることは精液の質も上がり、結果として男性不妊解消に繋がると言えます。
魚の中でもアジ、サバ、イワシ、サンマなどの青魚がDHAやEPAを多く含んでおりおすすめです。季節のものを食事に摂りいれていきましょう。
男性機能や精子の状態を良好にするために心がける生活習慣は?
お酒の量を減らす
精巣が温まりすぎると精子を作る働きが悪くなります。
体の体温を一時的に上昇させるお酒は精巣にとってあまりよくありません。
男性ホルモンは睡眠中に作られます。良質な睡眠を取る為にもお酒の量を減らし、休肝日を作りましょう。
禁煙
精子の運動率を高めるには良質な血液が必要です。
血液に悪い物質を送り込むタバコは避けた方が良いでしょう。
ヘルシーな食生活
睡眠、ストレス、栄養全てに繋がるのが食事です。
脂っこいものを避け野菜や魚などのヘルシーな食材を使った食生活を心がけましょう。
足つぼマッサージ
足のかかと周辺に男性機能に効くツボがあります。
直接押すと硬くて大変なのでオイルを使いましょう。アーモンドオイルを使用すると皮膚からも栄養素を吸収する事ができます。
ツボは反射区と呼ばれ、臓器に直結しています。押すことによって血流がアップし機能向上に繋が期待できます。
パートナーにマッサージしてもらうのもスキンシップに繋がるのでお勧めです。
足つぼは多少痛くても大丈夫なので、パートナーにイライラした時のストレスをぶつけることもできますよ(笑)
マッサージが終わったらお互いすっきりするでしょう。
こちらの動画に避けるべき習慣が6つのっています。
多くが当てはまってしまった人は要注意です。
出来ることから改善していきましょう。
まとめ
・若い男性が1日60グラムのナッツを2週間摂り続けたら精子の数と質が著しく改善したという研究報告がある
・アーモンドに含まれるリノレン酸、ビタミンE、葉酸が男性の妊活に効果的
・1日の推奨摂取量は22粒まで。
・その他取り入れたい栄養素はタンパク質、EPA、DHA、リコピンなど
忙しい現代人。
不妊の原因となるものはそこら中にあふれています。
赤ちゃんは欲しいとなった時にすぐにできるものではありません。
中々妊娠できずに不妊治療となると莫大な金額が発生します。
後々後悔しないためにもまずは食生活の改善からはじめてみましょう。