ナッツは手軽につまめるおやつとして人気がありますよね。
間食、おつまみ、食後のデザートなど、など。
シーンを選ばず食べられている人気者のナッツ。
実は集中力を高める効果もあるって、知っていましたか?
なぜナッツが集中力を高めるのに最適なのか?
美味しいだけではなく、仕事や勉強の効率UPにも一役買っているとしたら、もう手放せませんよね!
おトクなナッツデータをご紹介していきたいと思います!
〜本日の内容です〜
ナッツが集中力を維持しやすい理由とは?
そもそも、集中しやすい状態とはどのようなものでしょうか?
そのカギは「血糖値」にあります。
血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖の濃度のこと。
この血糖値は、ブドウ糖を多く含む主食類(ご飯、パン、麺類など)や甘い菓子類、砂糖のたっぷり入った清涼飲料水などを摂取することで、ぐっと上がります。
ブドウ糖は脳を働かせるうえでとても重要な栄養素なので、一見これらを食べることで脳も活性化し、集中力や能率もUPしそうに思えてしまいます。
もちろん必要なものではありますが、こういった食品はたくさん食べることで血糖値を急激に上昇させるとともに、その後急激に下げるもの、とも言えるのです。
健康な体の場合、糖分が体に一気に取り込まれて血糖値が急激に上がります。
すると、その血糖値を下げようとホルモンが分泌され、結果的に急激な血糖降下が起きてしまうのです。
この血糖値の急上昇、急降下は眠気を起こしたり、集中力・判断力の低下を招いたりする大きな要因となります。
このように、食後血糖値を急激に上げてしまう食品を「高GI(グリセミック・インデックスの略)食品」と言います。
集中力を高め、維持しやすい食べ物を摂りたいのであれば、その逆の「低GI食品」がおすすめ!この低GI食品には、今回のテーマであるナッツ類も含まれています。
最近はこの「低GI」という表記をよく目にするようになりました。
ナッツ類を購入する時、必ずしもこの表記があるとは限りません。
でも、砂糖やチョコレートなどで加工されていないそのままのものであれば、集中力維持に効果的な低GIと判断してOKです。
ナッツをはじめとした食べ物と脳の関係について、詳細かつ簡潔に説明された動画を以下にご紹介しますね↓↓
食べ物は脳にどう働くのか ― ミア・ナカモリ
(ところどころにナッツが登場します。血糖値と集中力の関係についても、イラストを添えて分かりやすく解説されています!)
集中力を高めるナッツの食べ方は食後3時間後がおすすめの理由は?
ナッツを食べる時間にも、集中力を高める秘密があります。
それは、食事をしてから3時間後に間食として食べること。
これも先ほど出てきた「血糖値」が関係しています。
普段通り食事をすると食後1時間で血糖値はピークまで上がってきます。
そのあとは緩やかに降下し、徐々に空腹を感じます。
そして次の食事を摂る…というのが、健康な人の血糖値の一般的な流れです。
極端に高カロリー、高脂質な食事を摂っていない限り、食後3時間経つと血糖値は下がってきて、集中力が保てない時間に突入します。
ここで、ナッツを食べるのです!
ナッツを食べてあげることで血糖値は低くなりすぎず、低GI食品なので緩やかに上昇してくれます。
美味しく食べて、しっかりと勉強に取り組めそうですね。
世界記憶力マスターが公開!勉強するときは「水」と「ナッツ」が最強!
ここで、世界記憶力選手権で日本人初の「記憶力のグランドマスター」の名誉ある称号を獲得した、池田義博さんが公開されている効果的な食事ノウハウをご紹介しましょう。
まず、飲み物は「水」が最強なんだとか。
大会に臨む時など集中力を保ちたい時、甘い飲み物は先ほどご紹介した通り血糖値の変動が大きいため避けているとのこと。
カフェイン飲料は、適量摂る分には集中力や記憶力を高められますが、摂り過ぎるとかえって勉強の妨げになることも。
その点、水はブドウ糖やカフェインなど余計なものは入っていません。
大会の際の水分補給は、池田さんをはじめ多くの選手が水を選択されているそうです。
集中力を維持するため、池田さんが最強と謳っている食べものは「ナッツ」。
飲み物同様、血糖値の急激な上昇・降下を避けられることと、ナッツに含まれている不飽和脂肪酸が脳を元気に働かせ、最高のパフォーマンス実現を手助けしてくれる効果を期待しているからだそうです。
数々の大会を制覇してきた池田さんがおすすめする「水」と「ナッツ」。
とても効果がありそうですね!
勉強や仕事を効率よく捗らせるために、ぜひ参考にしてみては。
勉強に利くオススメナッツTOP3!
ナッツとひと口に言っても、種類はさまざま。
その中から、おすすめのナッツを3つご紹介したいと思います。
理由も解説!
クルミ
料理からデザートまで、汎用性のあるくるみは人気がありますね。
青魚などに多く含まれるオメガ3脂肪酸を、ナッツ類では最も多く含有しています。健康には欠かすことのできないビタミンやミネラルも豊富!
そんなクルミも、集中力を維持するために大いに役立ってくれます。
ある研究では、クルミを摂取することで記憶力、集中力、情報処理速度などが向上する可能性があることが示されています。
アーモンド
かりっとした食感が病みつきになる、食べだしたら止まらなくなるアーモンド。
ビタミンEや食物繊維、オレイン酸などを豊富に含み、美容面でも嬉しい栄養素がたっぷり。
集中力を維持する面でも他のナッツにひけをとらず、その効果が期待できます。
日々定期的に摂取するのであれば、塩分が入っていない素焼きのものがよりおすすめです。
ひまわりの種
独特の風味がありながらもグラノーラやパン、お菓子などにクセなく使用できる優れもの。もちろん、そのまま食べることもOK。
ひまわりの種はリノール酸含有量が高いのが特徴的。LDL(悪玉)コレステロールを低下させてくれる働きがあります。
脳内の神経伝達物質の1つである「セロトニン」の産生を促すトリプトファンが含まれていて、脳の働きを活性化させる効果があると言われています。
まとめ
ただ美味しいからとナッツを好物として食べていた方には、目からうろこの情報だったのではないでしょうか。
もっと若い学生時代にこのことを知っておきたかった…と、悔しい思いをしているかもしれない(私を含めた)皆さん!
タイトルに載っている「勉強」だけに関わらず、仕事や家事、その他の作業の際にも集中力は必要です。
皆さんのライフスタイルに合った場所で、ぜひナッツを取り入れてみてはいかがでしょうか。