丸くて可愛い焼き菓子のマカロン。
市販のものはアーモンドプードル(またはパウダー)が含まれており、アーモンドアレルギーの人は食べることができません。
しかし手作りをすればアーモンドを含まないマカロンを作る事ができます。
お菓子作りの味方である小麦粉や薄力粉を使う場合が多いですが、米粉を使えばアレルギーフリーのものを作る事も可能です。
〜本日の内容です〜
マカロンを作るときにアーモンドプードルの代用品は何?
サクサク美味しいマカロン。
どうしても食べたいという方はアーモンドプードルの代わりに別の材料を代用しましょう。
アーモンドの風味が苦手、またはアーモンドにアレルギー※1がある人はココナッツが代用できます。(ココナッツにアレルギーがある人は当然避けてください)
小麦粉、薄力粉、米粉なども代用品にお勧めです。
これらの場合風味が若干損なわれますので抹茶やココアなど生地自体に味付けをすることをお勧めします。
※1 アーモンドのアレルギーについて
マカロンにはアーモンドプードルは必須の材料ですので、アーモンドにアレルギーがある人には危険な食べ物と言えます。
アレルギー反応が出る量は人によって異なります。
体調などによっても異なること、何度もアレルギー反応を繰り返すと命に関わるアナフィラキシーショックを引き起こす可能性があることから
アレルギーの一般的な症状としては口に入れた15分以内に口や口の粘膜が腫れあがる(これによって気道が塞がり呼吸困難に陥る可能性あり)、痺れ、違和感、蕁麻疹、むくみが発生します。
軽度の人だと目のかゆみや鼻水などの花粉症に似た症状が出ます。
まずは、基本となるマカロンのレシピをお伝えしますね〜
基本のマカロンのレシピ(約18個分)
外側の材料
- 卵2個分の卵白
- グラニュー糖30g
- アーモンドプードル52g
- 純粉砂糖82g
中のクリームはお好みで変わりますが、子供でも食べやすい茹でカボチャを使ったものをご紹介します。
中のクリームの材料
- 粗く潰した茹でかぼちゃ 70g
- 白あん 40g
- 室温に戻したバター 25g
- グラニュー糖 10g
- ラム酒適量
必要な道具
丸口金の絞り袋
step
1純粉砂糖とアーモンドプードルを合わせてふるう
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2卵白を泡立て途中でグラニュー糖を混ぜ、ツヤのあるメレンゲを作る
step
31と2を切るように混ぜる
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41㎝の丸口金を付けた絞り袋に入れ、オーブンシートをしいた天板に絞り出していく
step
5手で触れてもくっつかない程度に生地を完成させる(20~30分が目安)
step
6200度に温めたオーブンで3分。生地の下の方にギザギザが出るまで焼く。
step
7オーブンを160度に下げて3分、更に110度に下げてアルミ箔をかぶせて9分焼く
step
8中のクリームを作る。クリームの材料を全てボウルに入れ混ぜ合わせる
step
9焼きあがったマカロン同士でクリームをサンドして完成。
上記のレシピを参考にすると、1個のマカロンの中にアーモンドプードルが3gほど入っていることとなります。
アーモンドプードルの代用でつくるマカロンの作り方は?
小麦粉を使った基本のマカロン(15個分)
材料
- 卵1個分の卵白
- 砂糖70g
- ココアパウダー10g
- 小麦粉30g
step
1卵白を泡立て硬めのメレンゲを作る(サクサクとして角が立つくらい)
step
2卵白を泡立て硬めのメレンゲを作る(サクサクとして角が立つくらい)
step
3小麦粉とココアパウダーをふるいにかけメレンゲと混ぜ合わせる
step
4ゴムベラを2の表面に押し当て余分な空気を抜く
step
5絞り袋に入れ、クッキングシートを敷いた天板に3~4mmほどの大きさに絞り出す
step
62時間程度乾燥させる(触っても手につかない程度)
step
7130度に温めたオーブンで15分焼く
step
8粗熱を取りお好みのクリームを挟む。
クリームはチョコレート系かジャムがおすすめです。
乾燥させるのが手間だという人向け!薄力粉を使った乾燥させないマカロン
材料
- 卵白
- 薄力粉
- 水あめ
- 粉砂糖各 30g
step
1卵白をしっかりと泡立て途中砂糖を加え、しっかりと硬いメレンゲを作る
step
2薄力粉と粉砂糖をふるいにかけメレンゲと混ぜ合わせる
step
3ゴムベラを押し当ててメレンゲの空気を抜いて絞り袋に入れる
step
4天板にクッキングシートを引き絞り出す
step
5200度に温めたオーブンで3分焼いた後150度で15分しっかりと焼く
step
6お好みのクリームを挟んで完成。
見た目は茶色ですので色鮮やかにしたい方は食紅などを少量混ぜましょう。
マカロンというより綿あめに近い味がします。これはこれで美味しいです。
お菓子作りは化学反応と言われています。
きちんと材料を計り、きちんとした手順をふむことで失敗が少なくなります。
砂糖は5回に分け、最初の2回は砂糖少な目、後の3回は砂糖多めにするそうです。
詳しい割合は動画を参考にしてください。
失敗しないメレンゲの作り方
マカロンにおいてアーモンドプードルはどんな役割をしている?
マカロンにおいてのアーモンドプードルの役割は主に2つ。
「しっとり食感」と「風味付け」です。
マカロンを食べた際のサクサクしっとりの「しっとり」部分はアーモンドに含まれる油分が担当しています。
噛むたびに鼻に広がる香ばしいかおりはアーモンドのもの。
アーモンドプードルを使わずにマカロンを作るには砂糖や水あめを多めに入れてしっとりさせる、生地にココアなど味のついたものを入れて風味をつける必要があります。
そもそも「マカロン」とは卵白と砂糖とアーモンドを使った焼き菓子のこと。
本場ではアーモンドが入っていないものは「ロッシェ(焼きメレンゲ)」と呼ばれ、マカロンの見た目に似た別のお菓子扱いになるそうです。
アレルギーに安心!米粉つくるマカロンレシピをご紹介!
小麦粉や薄力粉は小麦アレルギーの人は食べることができません。
そこでおすすめなのが米粉を使ったマカロンです。
米粉とはもち米を粉にしたもので、焼き上がりはサクサク&もっちりしています。
米粉で作るもっちり和風マカロンレシピ
材料(約20個分)
- 凍らせた卵白 55g
- グラニュー糖 50g
- 粉砂糖 48g
- 米粉 48g
step
1卵白を自然解凍する
step
2解凍した卵白を泡立てる。途中グラニュー糖を混ぜ、角が立つメレンゲを作る
step
3粉砂糖と米粉をふるいメレンゲと混ぜ合わせる
step
4生地をボールに押し付けるようにゴムベラで混ぜて余分な空気を抜く
step
5絞り袋に入れた生地をクッキングシートを敷いた天板にのせてしぼる
step
61~2時間乾燥させる(触っても手につかない程度まで)
step
7150度に温めたオーブンで15分焼き、お好みのクリームを挟んで完成
和風テイストなので生地に抹茶パウダーを混ぜたり、あんこを挟むのもおすすめです。
基本のマカロンレシピに記載したかぼちゃクリームとも合います。
かぼちゃの代わりに栗やさつまいもで作っても美味しいです。
まとめ
・アーモンドプードルの代用品…ココナッツ、小麦粉、薄力粉、米粉など
・マカロンにおけるアーモンドプードルの役割…アーモンドの油分によるしっとり感と風味づけ
・代用品を使う場合はココアなどで生地に風味づけを行ったり、砂糖を多くしてしっとり感を出す必要がある
・正確にいうとアーモンドプードルが入っていないものは「ロッシェ」と呼ばれる別のお菓子
どのレシピにも言える事ですがマカロンはメレンゲが命です。しっかりと泡立てておきましょう。
焼き上がり時間は絞ったサイズによって異なりますので様子を見ながら調整しましょう。
時間が短すぎるとべちょべちょしていてはがれず、時間が長いと焦げてしまいます。
アーモンドプードルを使っていないものは砂糖が多いため特に焦げやすいので注意が必要です。