アーモンドプードルってお菓子をつくる人なら、普通に耳にする材料かもしれません。
しかし、お菓子つくりをしない人にとっては
何に使うもの?
と思いますよね。
クッキー作りにアーモンドプードルを代用品にするメリットは何なのか?
アーモンドプードルとはどんなものなのか?
調べていきたいと思います。
〜本日の内容です〜
クッキーを作る時に、アーモンドプードルの代用品は何?
アーモンドプードルの代用品の前に、アーモンドプードルとはどんなものなのかというと、無塩アーモンドの粉末です。
アーモンドプードルにも種類があります。
皮付きのまま粉末にしたものはアーモンドの風味も強く、色も茶色くなります。
皮なしの粉末はお菓子の色に影響はなく、コクを出すことかできます。
クッキーなどのお菓子作りの時に、アーモンドプードルを加えると香ばしさやコクが出て、プラスワンで使うだけでもグッと美味しさが増します。
ではアーモンドプードルを使わないで代用できるものとは、何を使えば良いのでしょうか?
コーンスターチ
原料は全く違いますが、クッキーのサクサク感を求めている場合にはコーンスターチではない方がいいと思います。
なぜなら、コーンスターチを代用品にしますと、サクサク感よりもモチッと感が強くなります。
分量もアーモンドプードルと同じで大丈夫です。
きな粉
アーモンドプードルの香ばしさを求めるならきな粉がオススメです。
きな粉を使うと香ばしさがとてもよく似ています。
きな粉には油分がないので、サクサク感が増します。
分量はアーモンドプードルと同じで大丈夫です。
ごま
アーモンドプードルには油分が含まれています。
この油分を代用できるのはごま以外にはありません。
ごまなら香ばしさもでます。
より香ばしさを出すなら、1度炒ってから粉状にするとアーモンドの香ばしさに近くハズです。
粉状にするのが手間ですが、近い味と食感になるので手間隙を惜しまない方ならオススメです。
薄力粉
お菓子作りでアーモンドプードルのかわりなら薄力粉を使うこともできます。
ただし、アーモンドの香ばしさやコクはあまり感じられないでしょう。
コーンスターチよりも、しっとりとした仕上がりになります。
食感はコーンスターチより薄力粉の方がアーモンドプードルの時に近いと思います。
特にオススメなのは、ナッツ類や大豆・ごまの食物アレルギーがある人はアーモンドプードルの代わりに使用するのも良いですね。
こちらの分量もアーモンドプードルと同じで大丈夫です。
アーモンドプードルの代用品でつくるクッキーの作り方は?
アーモンドプードルの代わりにきな粉を使ったクッキーののレシピをご紹介します。
きな粉のダックワーズ風クッキー
材料
- 薄力粉 75グラム
- てんさい糖 75グラム
- きな粉 60グラム
- すりごま 50グラム
- 卵白 7個分
- △てんさい糖 35グラム
きな粉のダックワーズ風クッキーの作り方
step
1薄力粉・てんさい糖・きな粉・すりごまをふるいに掛けるか、泡立て器でダマを崩しておきます。
step
2卵白を泡立て器かハンドミキサーでメレンゲにします。途中3回くらいに分けて△てんさい糖を入れます。傾けても落ちない固さにします。
step
3 ①を数回にわけて②に入れ、泡を潰さないよう、切るようにゴムベラで混ぜます。
step
4 オーブンを160°Cに温めます。スプーンか絞り口金でオーブンシートに③を並べて160°Cで15分、様子を見ながら焼きます。
step
5焼き上がり!粗熱が取れたら器にどうぞ。あまり日を置くとベタベタするので、早めにお召し上がりください。
アーモンドプードルの特性である外はサクッと中はホロッとが活かされるクッキーと言えばスノーボールクッキーです。
このスノーボールクッキーを代用品で作ることも出来るのです。
スノーボールクッキー
材料
- バター 90グラム
- 砂糖 30グラム
- 薄力粉 140グラム
- 粉砂糖 適量
スノーボールクッキーの作り方
step
1バターをレンジで1分ほど加熱して、完全に溶かします。
step
2バターが冷える前に砂糖を加え、バターの熱で砂糖を溶かします。
step
3 ②が冷える前に薄力粉を加え、生地をまとめます。
step
4 抹茶やゴマなど色や味を変えたい場合は、ここで投入します。
step
5抹茶やゴマなど色や味を変えたい場合は、ここで投入します。
step
6170°Cに予熱したオーブンで15分〜20分焼きます。小さめですと17分くらいです。
step
7 オーブンから取り出して、10分程度粗熱を取ります。
step
8 焼き色はあまりつきません。オーブンから取り出したばかりでは生地が少し柔らかいですが、しっかり焼けているので大丈夫です。
step
9ジップやビニールに粉砂糖とスノーボール5〜8個を入れ、優しく振って馴染ませて完成です。
他にもきな粉を代用品にしたマカロンも作れます。
そもそもアーモンドプードルがクッキーに果たす役割って何?
アーモンドプードルは油分を含んでいます。
ですので、クッキーやパウンドケーキなどの焼き菓子に加えるとしっとりとした焼き上がりになります。
そこに、アーモンドのいい香りと香ばしさも加わり、とても美味しい仕上がりになります。
特にクッキーにアーモンドプードルを使うとサクサク感がアップするので、しっとりサクサクになります。
アーモンドプードルを使うだけで、売っているクッキーのようになってしまうのです!!
ちなみに、アーモンドプードルとアーモンドパウダーの違いですが、呼び方の違いだけなので、同じです。
購入する時、アーモンドパウダーしか売ってなくても同じなのでご安心ください。
【要注意】失敗しない為に!代用品にならない、向いてない食品は?
ここでは、逆に使わない方がいい食品をご紹介していきます。
まずは、「アーモンドエッセンス」です。
同じアーモンドなので代用品として使用してもいいかも!!
と思いがちですが、アーモンドプードルのようなサクサク感やしっとり感はでません。
代用品にプラスワンで使用するには良いと思います。
次に向いていないのは、「クルミ・クルミ粉」です。
香ばしくて美味しいクルミなので、アーモンドプードルの香ばしさが出そうですが、油分が多くクルミ特有の苦味があるのでこちらも向いていません。
せっかく手間をかけて作るお菓子ですから、失敗は避けたいですよね。
上記の2点は使用しない方が無難です。
まとめ
アーモンドプードル自体にも2種類あるのですね。
皮付きと皮なしをうまく使い分けてみるのも楽しいですね。
さらにアーモンドプードルの代用品って意外にもたくさんあるのですね。
きな粉や、薄力粉、ごま、コーンスターチ…クッキーをつくりたい時にアーモンドプードルがない時も自宅にあるもので代用できるという、なんとも嬉しいですよね!!
ただし代用品に向いていないクルミ粉やアーモンドエッセンスは避けた方が風味が変わってしまうので避けた方が良さそうです。
代用品はアーモンドプードルより安価でさらにアレルギーがある人にもオススメできますね。
アーモンドプードルを使うお菓子だったら、クッキーの他にもマカロンやフィナンシェ、パウンドケーキにも代用品は使えるので、作ってみてはいかがでしょうか?!