健康志向が高まってきた昨今、食べ物でも健康を意識して作られているものが数多く出回 ってきています。
その中でひときわよく目にするものの一つに高カカオチョコレートがあ ります。
高カカオチョコレートとはよく「カカオ75%」「カカオ99%」などのように 売られているのを見かけると思いますが、これらのことを指します。
高カカオチョコレー トは健康にとても良いと話題になっています。
今回はその実態、効果的な食べ方について みていきたいと思います。
〜本日の内容です〜
高カカオチョコレートが血糖値改善や便秘解消に期待がもたれている理由とは?
血糖値改善について
高カカオチョコレートに含まれているカカオポリフェノールが体内に入ると、膵臓から分泌されて血糖値を下げる働きのあるインスリンというホルモンの働きを高めたり、改善させたりすることが期待されているのです。
さらに、カカオ豆自体にリグニンという食物繊維が豊富に含まれていて、これが糖質の吸 収を穏やかにするといわれていることもまた、血糖値上昇抑制に活躍してくれるのです。
便秘解消について
便秘解消のメカニズムは、高カカオチョコレートに含まれているカカオプロテインという 成分によるものといわれています。
このカカオプロテインは、一部が難消化性の性格を持っているといわれているのです。
これは、消化されにくいとされるたんぱく質の成分が、体内に摂取された後小腸では吸収は されずに、その先の大腸へと運ばれます。
そしてそれが便のかさましをしてくれることに加え、腸内細菌のエサとなって、整腸作用をもたらすともいわれているのです。
これらの作用により、便秘解消に大きな効果をもたらすとされているのです。
高カカオチョコレートは普通のチョコレートと比べてカフェインが多いのは ほんと?
普通のチョコレートにおけるカフェインの含有量自体は、コーヒーやお茶などと比べるとそれほど多くはないといわれています。
一般的なミルクチョコレート1枚(50g)のカフェイン量はレギュラーコーヒー1杯(1 50ml)の1/6程度といわれているようです。
レギュラーコーヒーは1杯あたりおおよ そカフェイン量は90mgといわれています。
一方で、カカオ70%以上の高カカオチョコレートに含まれるカフェイン量は100gあ たり68~120mg。
100g食べるとコーヒーよりも多い量のカフェインを摂取する ことになりうることがわかります。
以上のことからも、高カカオチョコレートは普通のチョコレートと比べてカフェイン量は 圧倒的に多いことがわかります。
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高カカオチョコレートはいつ食べるのが効果的?食べるタイミングは?
高カカオチョコレートは、何よりも、食前に食べるのがおすすめです。
血糖値を緩やかにする作用を期待するためにも、食前に食べておく、ということです。
そしてゆくゆくはそのことが太りにくく、また血管に負担を与えない体作りに役立ってくれるというのです。
つまり、朝食、昼食、夕食、それぞれの食前に食べることで、この効果を最大限に活かすことができるというわけです。
そして、もう一つ、おすすめのタイミングとしていえるのが、「午後3時」です。
午後3時というのは、体温が上昇して1日の中で最も活動的になるタイミングと言われて います。
この時間に高カカオチョコレートを食べることで、チョコレートのたんぱく質が 脂肪燃焼をサポートしてくれることにつながるため、特にダイエットにも効果の高い時間 とされているのです。
チョコレートを摂取する際は、このタイミングを意識して摂取するとよいでしょう。
おすすめ高カカオチョコレート BEST5
カフェタッセ カカオ77%
エクストラビターチョコレート。
アフリカや南アメリカの厳選されたカカオ豆をブレンドしたチョコレート。
苦味が抑えられており、濃厚かつコクのあるチョコレートでおすすめの1品。
サイズ感もとてもスリムで、気軽に食べられるのも魅力的です。
本格的なチョコレートの 味わいを楽しむことができるのもうれしいですね。
ロイズピュアチョコレート エクストラビター
カカオ80%、90%があります。
ロイズのチョコレートは世界的に見てもとても有名であり、ご存知の方も多いはずです。
甘すぎず、こちらもまた苦味や渋みを抑えてあり、高カカオチョコレートの中でも比較的 食べやすく仕上がっているうちの1品かと思います。
ダーデン有機チョコレート
カカオ95%という高カカオのチョコレート。
1897年創業の老舗店舗、ダーデン社製のチョコレート。
自家製カカオバター使用、カカオの深い味わいが大人の味を引き立たせてくれる1品です。
95%ということもあり、ビター派の方は特に食べやすいチョコレートです。
苦味だけじ ゃない、絶妙なバランスが持ち味であると思います。
明治 THE チョコレート
様々なフレーバーがラインナップされていますよね。
パッケージも品があり、チョコレートも深煎りロースト製法により、カカオ感がより強く、 味わい深い1品であると思います。
また、コンビニエンスストアでも販売されていることから、比較的身近な存在のチョコレ ートであるように思われます。
こちらはカカオ70%となっております。
森永製菓 カレ・ド・ショコラ
こちらもコンビニエンスストアやスーパーマーケットでお目にかかることが多いと思われ る1品。
カカオのしっかりした存在感。
その分口どけも重たいですが、カカオの旨みを堪 能できるチョコレートです。 また、パッケージも目をひきます。
均一に並べられた品のある外観、いつでも気軽に食べ ることができるサイズ感。
個数も結構多く入っているので、こころゆくまで堪能すること ができます。
まとめ
以上のように、高カカオチョコレートにはその主な成分であるカカオポリフェノールとカ カオプロテイン、食物繊維であるリグニンなどの素晴らしい成分が私たちの体の健康維持 に大きく役割を果たしてくれていることがわかります。
多く食べることで疾病が治癒するというものではありませんが、日々の健康維持の一つとして取り入れることで、その効果を実感していくことができるといいと思います。
特にポリフェノールは血管を広げて血流改善にも効果が期待できることから、冷え性改善のみならず、高血圧や動脈硬化の予防にも活躍してくれる一面も持っています。
高カカオチョコレートは現在多くのメーカー、種類が販売されています。
味や風味、触感なども好みがあるため、一人ひとりが自身の好みのチョコレートを選び、 取り入れてみるのもいいかもしれません。