料理におやつにと、いろいろな食品と相性の良いカシューナッツ。
おいしいだけではなく、美容や健康にも良いと言われていますが、カロリーや栄養面ではどうなのでしょうか?
・ダイエットには向いているのか、向いていないのか?
・食べすぎた場合の弊害は?
・食べ方は?
など、注意する点もあるので、美と健康のためにカシューナッツについて、きちんと知っておきましょう。
〜本日の内容です〜
カシューナッツのカロリーは高い?100g当たりのカロリーや糖質は?
まずはカシューナッツのカロリーをみていきましょう。
カシューナッツ100g当たり576カロリーと、食品の中ではなかなか高めのようです。
つづいて、糖質はどうでしょうか?
糖質は100g当たり20gと食材の中では標準となっています。
ナッツのカロリー比較!カシューナッツのカロリーはナッツの中でどのくらい高い?
では、ほかのナッツとカシューナッツのカロリーや、脂質の量、糖質の量などの違いはどのくらいなのでしょうか?
比べてみましょう。
ナッツの種類 | カロリー
(100gあたり) |
脂質
(100gあたり) |
糖質
(100gあたり) |
カシューナッツ | 576kcal | 48g | 27g |
アーモンド | 598kcal | 54g | 20g |
くるみ | 674kcal | 69g | 12g |
マカダミアナッツ | 720kcal | 76g | 12g |
ピーナッツ | 562kcal | 48g | 20g |
まず、今回のテーマであるカシューナッツは、100gあたり576カロリー。
私たちになじみの深いアーモンドは、100gあたり598カロリー。
くるみは100gあたり674カロリー。
マカダミアナッツは100gあたり720カロリー。
ピーナッツは100gあたり562カロリーとなっています。
カシューナッツは、アーモンド・ピーナッツとともにカロリーは、ほぼ横並びですが、糖質はカシューナッツが一番高いというデータがでています。
ここで、カシューナッツは糖質制限中のおやつにもいいと言っていたじゃないかと思われるかもしれませんが、カシューナッツの糖質は食品全体から見れば低いほうなので安心して食べられます。
ちなみに、くるみとマカダミアナッツは、カロリーとともに脂質もずば抜けて高くなっていますが、糖質はクルミ、マカダミアナッツがこの5種類の比較の中では低めとなっています。
カシューナッツの脂質がカラダに良い理由とは?
まず、脂質が高いという言葉や脂肪酸などと聞くと、ダイエットをしたい私たちからすると構えてしまうような言葉のひとつではありますが、脂質は人間の機能を維持するための3大栄養素の1つを担っています。
カシューナッツだけでなく、ナッツ類は脂質が高くて太りやすいと思われがちですが、カシューナッツの脂質は、ナッツ類の中でも低いうえに、オレイン酸という美と健康のための特効薬的な成分が多く含まれています。
この、オレイン酸という成分には、満腹中枢を刺激し食欲を抑えるという研究結果もあり、最近注目されています。
オレイン酸が満腹中枢を刺激してくれるおかげで間食を減らすことにも期待ができ、その脂質とカシューナッツに含まれている食物繊維で、さらに便秘解消が期待できます。
また、オレイン酸には善玉コレステロールは体内に大事にとっておき、悪玉コレステロールだけを排出するという働きもあるため、動脈硬化などの生活習慣病を予防する効果があるので、ダイエットをしている方だけではなく、老若男女問わずカシューナッツの脂質を摂取していきたいものですね。
また、オレイン酸の恩恵として抗酸化作用、つまりカラダの酸化と戦う成分が含まれています。
カラダの酸化というのは、紫外線や精神的・肉体的ストレスなどで、細胞にダメージをあたえることで、様々な病気や症状、見た目の老化現象なども引き起こすことです。
カシューナッツには、そのカラダの酸化を抑えてくれるオレイン酸の抗酸化作用が味方についているのです。
カシューナッツはカロリーは高い! 摂取するには工夫が必要
ここまでで、様々な美容・健康効果があることがおわかりいただけたと思いますが、注意点もあります。
やはり、どの食品でもいえることですが、食べすぎはよくありません。
いくら良質だといっても脂質が多めなのは確かなことなので、食べすぎればもちろん太ります。
そして、適正量では便秘解消に一役買ってくれるカシューナッツですが、食物繊維も多く含まれているため、食べすぎると逆に便秘になる恐れがあります。
ナッツ類はカロリーが高いです。カシューナッツだけを単体でたべると、つい食べ過ぎてしまうこともあるので、決めた量だけをお皿にのせて食べる、料理に混ぜる、ミックスナッツにするなど、工夫することが必要です。
とは言っても、美容・健康を気にする皆様には、先ほども述べた通り良い成分がたくさん含まれているので、なんとか食べすぎずにうまく摂取していただきたいのです。
いろいろな食品と組み合わせることで、美容・健康効果に相乗効果も期待することができます。
カシューナッツは独特な食感やほのかな甘みもあるので、サラダやお肉、おさかな料理などのアクセントとして添えてもいいですね。
ちなみに、カシューナッツの一日の適正量は10粒ほどです。
一日、10粒のカシューナッツで美しく健康になれるのならば最高ですね。
果たしてカシューナッツはダイエットに向いているのか?―まとめー
カシューナッツには、脂質が多いので極端に食べすぎると、太る可能性が高いです。
しかし、その反面カシューナッツにはダイエットや美容・健康に良い、良質な脂質のオレイン酸を中心とした栄養素がたくさん含まれていることから、1日10粒前後という摂取量さえ気を付ければ、十分ダイエットに向いているといえるでしょう。
ちなみに、ダイエットを本格的にしている、絶対に太りたくないという方は、カシューナッツを購入するとき、成分表示やパッケージなどをよく見て、無塩(素焼き)や油脂などを使っていないものを選ぶことが大切です。
美味しく食べてみんなでスリムをめざしましょう!