顔からつま先まで全身に使えると言われていたココナッツオイル。
しかし実際には「顔に使用するのは不向きである」というコメントが寄せられています。
実際に使ったみクチコミからは「ニキビが増えた」「顔の毛穴が目立つようになった」というマイナスな感想が広がっています。
何故ココナッツオイルは良い成分が入っているのにニキビが増えるのか?
今回はその理由を私なりに調べてみました。
〜本日の内容です〜
ココナッツオイルでニキビが増える理由とは?
ココナッツオイルでニキビが増える理由は「毛穴がつまること」にありました。
顔の肌には皮脂腺と呼ばれる皮脂を分泌する機能があります。
皮脂は顔を刺激や乾燥から守るためのバリア的な役割を果たしています。
ココナッツオイルは油でできており肌に吸収されません。
顔に残ったココナッツオイルを排出しようと皮膚は毛穴を広げて皮脂を排出します。
皮膚は、皮脂を過剰に分泌するのに力を使ってしまうため、肌の再生が遅くなり古い角質が残ったままになります。
ココナッツオイルと皮脂と古い角質が混ざり合い ⇒ 角栓となり毛穴を詰まらせ ⇒ その結果、角栓や開いた毛穴は雑菌が繁殖しやすくなり ⇒ ニキビが増えてしまうのです。
ココナッツオイルは肌に悪いわけじゃない!ココナッツオイルが肌にもたらすメリットは?
ココナッツオイルは肌に悪い訳ではないので誤解をしないでください。
肌に嬉しいメリットもたくさんあります。
添加物不使用!天然の日焼け止め効果
SPF4~10程度の日焼け止めと同じ効果がココナッツオイルにはあります。
ベタつかずサラッとした状態を保ってくれるのも嬉しいですね。
美容液入りのボディクリームとして使える
ココナッツオイルにはビタミンが豊富に含まれています。
中でも注目したいのがビタミンEに含まれるトコトリエノールという成分。
シミの原因となるメラニン色素の抑制、たるみやシワの予防にも効果があるため肌の劣化や老化を防いでくれるのです。
高い保湿効果があるので栄養素を逃がさず吸収することができます。
抗炎症作用もあるので肌のかゆみや乾燥といったトラブルにも重宝します。
ボディに使う分には完璧なココナッツオイル。
しかし皮脂腺との相性は悪いため顔の保湿に使うのは避けた方が良いでしょう。
ココナッツオイルを使った鼻の毛穴の角栓オフのやり方
清潔な綿棒にココナッツオイルを染み込ませる。
綿棒を使って小さな円を描くように撫でていきます。
毛穴の黒ずみや角栓のある部分には念入りに行いましょう。
滑りが悪くなったら必ずオイルを足しましょう。
強い摩擦は肌へのダメージに繋がります。
全体に染み込ませ終わったら油分を軽くティッシュに吸わせて洗顔を行います。
ココナッツオイルの油分をきちんと取り除くためにも泡洗顔がおすすめです。
が、しかし、ココナツオイルと洗顔のテップが面倒な方のために良いアイテムを見つけましたのでご紹介します。
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ココナッツオイルの成分は良いが顔には不向きな理由
ワックスしたかのようにバリアを張って毛穴を防ぐ
ココナッツオイルは温度によって固形、液体と形状が変化します。
人の顔の温度は32~34度と言われているので顔に塗っても液体のままです。
しかし液体の中に含まれている油分は顔にワックス状に残ります。
皮膚はワックス状態を異常と判断し皮脂を過剰に分泌します。
その結、果皮脂の出口が肥大化し毛穴が目立つ肌になってしまいます。
乾燥させる
ココナッツオイルには水をはじく効果があります。
化粧水の前にココナッツオイルを塗ってしまった場合、皮膚に必要な水分(化粧水)の吸収を阻害して乾燥を引き起こします。
乾燥した肌はキメが乱れてシワやたるみの原因となります。
肌に居座りクレンジングオイルを塗りっぱなしと同じ状態に
水分は毛穴を通り抜けますがココナッツオイルの油分は毛穴を通り抜けません。
塗るとずっと肌の上に居座ります。
これは喩えるならばクレンジングオイルを塗った状態のままにしておくのと一緒です。
顔に居座ったオイルは皮脂や汚れと混ざり合い、乾燥して固くなっていき、やがて毛穴が黒く汚れたような見た目になります。
汚れた毛穴に雑菌が入る事でニキビの原因となります。
クレンジングや毛穴ケアに使用する場合はオイルが残らないようにきちんと洗い流しましょう。
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ココナツオイル をつかうなら皮脂腺のない目の周りだけ
ココナツオイルは基本的に顔には使えませんが、皮脂腺のない目の周り目の周りだけは使えます。
不健康に見えるクマ、たるみ、瞼や目じりのしわ対策という嬉しい効果があります。
使用する際は眼球に入らないように注意しましょう。
目の周りのマッサージも一緒に行うとより効果的です。
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重たい瞼がすっきりしました。(おでこを触る工程は手についたココナッツオイルをふき取ってから行いましょう。)
使用NGの場所
額や鼻などのTゾーンは皮脂腺が最も多く毛穴が詰まりやすいので保湿目的で使用するのはNGです。
Tゾーンだけでなく顎周辺も使用を避けましょう。
顎周辺もTゾーン程ではないですが皮脂腺の数は多めです。
さらに汗腺が少なく乾燥しやすいというデリケートゾーン。
ニキビや炎症ができると治りづらく再発しやすいやっかいな場所です。
ココナツオイルは日焼け止め効果があるため首に使用することもあるでしょう。
手のひらで包み込むようにオイルを塗布した際に顔に勢い余って顎に触れないように注意してください。
食用のココナツオイルは肌に使わない
食用のココナツオイルは胃液で溶かされることを想定されて作られているため、収穫して時間が経った新鮮でないものや、一度絞ったココナッツなどが使用されている場合があります。
さらに消毒や漂白をしたもの、酸化防止剤などの添加物が入っていることも。
肌に悪影響を与える可能性がありますので「食用」「食用油脂」「キッチンオイル」「edible oil」などという表記がされているものは絶対に使わないでください。
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まとめ
・ココナッツオイルの油分は皮膚に吸収されずそのまま残る。
そのためオイルと皮脂と古い角質が混ざり合い、角栓となり、ニキビが増える。
・ココナッツオイルはボディに使う分には逸材。日焼け止め効果、シミやシワなどの老化防止、抗炎症作用、高い保湿力など嬉しい効果が沢山。
・顔に使うのが不向きな理由は皮膚の上に残り続けること。
それによって乾燥や毛穴が開いた状態を引き起こしてしまう。
・毛穴の数が特に多いTゾーン、皮脂腺が多く汗腺が少ない顎は特に使用を控える
ココナッツオイルの歴史は古く、6世紀(西暦501~600年)には海外で既に使われていました。
しかし日本にはヤシの木自体があまり生えてないこともあり、名前を知っている人は少なかったと思われます。
有名になったのはここ数年のことで、最初は全身に使える万能オイルとしてもてはやされました。
しかし記事で紹介した通り使用を誤りNGの箇所につけっぱなしにしておくと当然肌の不調が表れます。
不調がでたと言う声が上がると手のひらを返したように「肌に悪い」「ニキビが増える」「体に毒」といった情報が出回るようになりました。
間違った使い方をして肌が荒れるのも、肌に悪いと言われて使うのをためらうのもどちらも勿体ない事のように思います。
色んな情報に惑わされず正しい使い方の知識、製品の選び方を知って自分の肌を守っていきましょう!