「奇跡のオイル」と呼ばれるほど多くの効能を持つ「ココナッツオイル」。
お肌に塗ると保湿効果があると言われていることから「乾燥しがちな赤ちゃんの保湿にも使いたい!」と言うお母さんが続出。
でもココナッツオイルの効果が認められる一方で赤ちゃんにはアレルギーのリスクがあり、NGという意見も。
一体どちらが本当なのでしょうか?調べて見ました。
〜本日の内容です〜
赤ちゃんの保湿で大事なのは肌バリアの回復にある?
赤ちゃんのツルツルの肌荒れでカサカサしていたり痒みが出ていたりするのを見ると親として辛いですよね。
「何とか解決する良い方法はないものか」とネットで一生懸命方法を調べている人も多いのではないでしょうか。
私もその中の一人でした。
だけど間違ったやり方をすることにより回復を長引かせてしまったりより悪化させてしまうケースも。
でもそろそろ乾燥が気になる今の季節、やはり毎日の保湿ケアが欠かせませんよね。
そこで保湿ケアを効果的に行うポイントを調べてみました!
ポイント
・肌を清潔に保つこと(ただし過剰な洗浄は避ける)
・本格的に乾燥する前にケアを行うこと
・肌に優しい素材である綿や絹100%の衣服を着せる
・保湿剤をたっぷり塗ること
これらが基本的な保湿ケアです。
そしてここからが最も大事なポイント!
それは「肌バリアを回復させること」。
肌バリアとは一体何なのでしょうか?
赤ちゃんの肌は大人の半分程度の厚みしかありません。
そのため赤ちゃんの肌は刺激に弱く、角質層のバリア層が未完成な状態ということになります。
そこに紫外線や乾燥などの刺激などが加わると、赤ちゃんの弱い肌は傷ついたり剥がれたりします。
すると水分を奪われバリア機能が低下してしまい、湿疹などの肌トラブルに見舞われてしまうのです。
そこで、バリア機能を回復させる方法が気になりますよね。
それは赤ちゃんの肌に優しい保湿剤を使うことで角質層をバリアし、外的な刺激からブロックすること。
そうすることで赤ちゃんの肌は保湿され、バリア機能が高まるのです。
つまり、赤ちゃんの肌を守るためには「バリア機能をより早く回復させることが大事」と言えるでしょう。
赤ちゃんへの正しい保湿剤の塗り方はこちら!
赤ちゃんの湿疹は市販の保湿で我慢しない!まずは小児科受診を!
赤ちゃんの頃は、おむつかぶれ・よだれ負け・乳児湿疹・あせもなど多くの肌トラブルに見舞われます。
私もよく育児書やインターネットの情報を参考にして自宅で市販の保湿ものを使ってケアを行っていました。
でも、効果があるという口コミを信じて高価なものを買っても結果的に改善しなかったりすること、意外と多いんですよね。
良くならない理由が我が子の肌に合っていなかったのか、成分に問題があるのか結局分からず仕舞いでしたが・・・。
そして最終的に自分の手に負えなくなり小児科や皮膚科にお世話になるというパターン。
今思えば「何でもっと早く病院に行かなかったんだろう」と思いますが、ネットなどで情報を集めていると「わざわざ病院に行かなくても効きそう!」などと思い込んでしまうんですよね。
我が子には申し訳なかったなぁと思います。
しかし赤ちゃんの湿疹の原因はひとつとは限りません。
もともとの体質的なもの・衣類などの刺激による物質的なもの、市販の保湿を使い成分が合わなかったもの・・・
こうなるとやはり小児科などをきちんと受診して原因を調べる必要がありますね。
「市販の保湿で何とか治してみよう」という我慢が、反対に赤ちゃんの湿疹の症状を悪化させてしまう可能性があります。
いつまで経っても直らない場合は、まずは小児科受診をおススメします!
ココナッツオイルを赤ちゃんに使用するリスクは?
ヤシ科のココナッツの実からとれる「ココナッツオイル」は美容や健康効果が高いと言われています。
海外セレブが愛用していることが話題となり日本にも上陸して人気になりましたね。
体の保湿をボディクリームからココナッツオイルに変えたんだけど身体中からココナッツサブレの香りする
— ほほ (@___uyy) September 6, 2019
そんな今やオーガニックを代表するココナッツオイルは肌に優しく、赤ちゃんに使っても一見問題なさそうですが、実はリスクがあることはあまり知られていません。
そのリスクとは「アレルギー」です。
ココナッツは食品なのでアレルギーを引き起こす可能性があります。
アレルギーは口から摂取したものだけでなく、皮膚から入ったものも同じ。
むしろ皮膚から入ったものの方がアレルギー反応が出やすいという研究報告もあるようです。
赤ちゃんの身体がココナッツを異物と判断すると皮膚に湿疹や痒みなどのアレルギー症状を起こします。
アレルギーが酷いとショック症状を起こすこともあるので本当に怖いですよね。
しかもアレルギー反応はすぐに出る訳ではなく、蓄積されたものがある日突然アレルギーを起こすこともあるのです。
すぐにアレルギー症状がなくても将来的にリスクが上がるということも頭に入れておきましょう。
そのため、まだ抵抗力が弱い赤ちゃんにはココナッツオイルの使用は避けておいた方が良いと思いますよ。
ココナッツオイルが保湿効果が高いと聞いて全身に塗りたくっていたのですが、私の肌に合わず、痒くて仕方ありません。
今人生で一番肌が汚いです。肌を見せる機会がなくて良かった…
やっぱり個人プレイが一番だ…— ハードボイルドチアキ【10.4(金)添削ちゃん】 (@hardboiled_chi) September 6, 2019
食品成分ではないオイルが赤ちゃん肌には安心!オーガニックも万全ではない
オーガニックオイルとして人気のココナッツオイルは食品成分なので「オーガニック=身体に良い」と思っていましたが、必ずしもそうではないことが分かりました。
もちろんココナッツオイルは様々な美容や健康効果が高いと言われていますが、赤ちゃんの肌に付ける場合は充分な注意が必要です。
例えばある研究ではピーナッツオイルを含むクリームを皮膚に塗っていた赤ちゃんがピーナッツアレルギーになるリスクは何も塗っていない場合の6.8倍ということがわかっています。
このようにナッツを始めとした食品を使うオーガニックオイルはなるべく避けた方が安心でしょう。
まとめ
赤ちゃんの健康のためなるべく添加物や保存料の入っていないオーガニックを選ぶお母さんは多いと思います。
でも良かれと思って選んだココナッツオイルでアレルギー症状を引き起こしてしまったらショックですよね。
私も赤ちゃんにココナッツオイルを使ったことはありませんでしたが、使ってはいけないなんて思いませんでした^^;
でも赤ちゃんに対して最善の策を取ろうとしてきたことは全然悪いことではありませんよ!
自信をなくさないでくださいね。
でもアレルギーを発症する可能性を考えると、これからは食品を含んだオーガニックオイルを赤ちゃんに塗ることは避けるようにしましょう。
そして、もし赤ちゃんの湿疹が長引いている時は我慢させることなく、早めに小児科や皮膚科などに行くことをおススメします。
まだ言葉で充分に症状を伝えられない赤ちゃん。
一番近くでいつも見ているお母さんだからこそ、赤ちゃんの辛さを分かってあげられると思います!
赤ちゃんの柔らかくてツルツルのお肌を守ってあげてくださいね^^!