ココナッツは『椰子の実』とも呼ばれており、皮はお土産品などに加工されていたり、アジア料理に欠かせない調味料です。
若いココナッツの実の中にある液体はココナッツウォーターとして、成熟した種子からはココナッツオイル・ココナッツミルク・ココナッツパウダーとして、花の蜜からはココナッツシュガーなどさまざまな用途で使われています。
今日ご紹介する『ココナッツミルク』は、東南アジアや熱帯地方などあたたかい地域で栽培されている、ココナッツの成熟したものの種子の内側にある、固形胚乳を細かく削り、水と一緒に煮込み、それをこしたものです。
ココナッツオイルはすでに有名で、ご存知の方も多いかと思いますが、ココナッツミルクはまだあまり馴染みのない食品かもしれませんね。
最近ではスーパーなどでも販売されており、ずいぶん身近なものになってきましたが、なかなか自宅に常備されているという方は少ないと思います。
日本では缶に入ったものや、紙パックで販売されています。
非常に酸化しやすいので酸化防止剤などがたくさん含まれたものも売っています。しかしそこはなるべく添加物の少ないものを選びたいですね。
日持ちしないので一度あけたら、缶に入れたままにせず、密封容器に移したり、冷凍して使うとよいでしょう。
ココナッツミルクのカロリーは約200mlあたり45kcal程度で、カリウムや鉄・マグネシウム等のミネラルが豊富に含まれています。
コレステロールは含まれていないので健康を考える人に注目を集めています。
また、牛乳をのむとお腹がごろごろする…という乳糖不耐症の人や、乳アレルギーや大豆アレルギーなどアレルギーの人も飲めるため、代替ミルクとしても使われています。
代表的な料理でいうと、タイカレーやトムヤムクンなどに使われており、南国のイメージが強い食材です。
ココナッツミルクには、独特な風味や甘さがあり、とても魅力的な食材ですが、やはり少しクセが、、、と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
〜本日の内容です〜
ココナッツミルクを調味料としてつかう場面はどんなとき?
代表的な料理といえば、日本でもおなじみのグリーンカレーやイエローカレー、レッドカレーなどのエスニックカレーや大人気のアジアン料理、トムヤムクンなどに多く使われています。
辛いお料理にココナッツミルクを入れることで、味がまろやかになり、ただ辛いだけではなく、風味や甘さがプラスされ、コクが出ます。
また、ココナッツミルクを使ったドリンクやアイス、プリンなどスイーツも、独自の風味や甘さがあり、人気です。
そんなエスニック料理に多く使われるココナッツミルクですが、すぐに手に入らなかったり、苦手という方のために、今回は『グリーンカレー』を作るとき、ココナッツミルクの代わりに、より身近て手に入りやすい牛乳・豆乳、また美容、アンチエイジングなどに効果があると最近話題のアーモンドミルクを使うことができるのか、ご紹介していこうと思います。
ココナッツミルクと牛乳の成分の違いは?味の違和感はどこ?
ココナッツミルクと牛乳の大きな違いは「植物性」ミルクと「動物性」ミルクであるという点です。
牛乳はご存知の通り、牛の乳汁です。
約200mlあたり150kcal程度と牛乳のほうがカロリーは高めですが、ココナッツミルクよりカルシウムやタンパク質を多く含んでいます。
ココナッツミルクはドロっとしていて濃く、牛乳はサラサラとしておりそのまま飲めるので、牛乳だけで代用するとコクがたりないでしょう。
併せて生クリームを使いコクをプラスすると、ココナッツミルクを使った時に近づきますが、動物性の牛乳や生クリームを使うと少し臭みが気になってしまう方もいるかもしれません。
風味も違うのでハーブやアーモンドパウダーなどで香りを追加する作り方もあるようです。
ココナッツミルクと豆乳の成分の違いは?味の違和感はどこ?
ココナッツミルクと豆乳は同じ「植物性」ミルクとなります。
日本人に馴染みのある植物性ミルクといえば、大豆から取れる豆乳です。
お店でもたくさん売られており、手に入りやすく、植物性の中では、タンパク質やカルシウムが豊富に含まれています。
そのため、豆乳を代用として使用する人が多いです。
カロリーは約200mlあたり80kcal程度と、ココナッツミルクより少し高いですね。
豆乳特有の青臭さは、今回はカレーでの代用なので、気になりにくいかと思いますが、牛乳と同様にこちらもさらさらとした液体なのでコクが足りない感じがするでしょう。
また、ココナッルミルクより甘さがない分、お砂糖をプラスして作ってみると良いと思います。
ココッツミルクとアーモンドミルクの成分の違いは?味の違和感はどこ?
アーモンドミルクも豆乳と同じく「植物性」ミルクとなります。
ココナッツミルクと違ってストレートで飲みやすいということもありますし、牛乳や豆乳よりもさらっとしているので、こちらもコクはあまりなく、よりあっさりとし、物足りない感じがします。
ただ、アーモンドにはビタミンEやオレイン酸を多く含みます。
オレイン酸は、新陳代謝を活発にし、血液をサラサラにして肌や髪を美しくしてくれると言われていますし、ビタミンEは《若返りのビタミン》とも呼ばれ身体の酸化を防いでくれるので、アンチエイジや美容効果を期待して使ってみても良いかもしれませんね。
カロリーも200mlあたり30kcal程度とココナッツミルクよりも低いです。
まとめ
いくつかのミルクご紹介させていただきました。
いかがでしたか?
それぞれの牛乳・豆乳・アーモンドミルクとそれぞれのミルクに、特徴やよさがあるのですが、ココナッツミルクは南国的な独特の風味豊かで甘みがあり、カロリーが低く、コレステロールゼロ。美容にも最適なココナッツミルクが私は大好きです。
ですが、試してみようにも、近くのお店で売っておらず、すぐに手に入らなかったり、どうしても苦手…という方もいらっしゃるかと思います。
ココナッツミルクの代用をお探しの方、お使いになる方の参考になれば幸いです。
-
-
ピスタチオペーストは冷凍できる?保存方法や料理への活用法を紹介!
トーストに塗ったり、バニラアイスに乗せて食べると美味しいピスタチオペースト。 &nbs ...
続きを見る