今回ご紹介するのはマカダミアナッツについて。
コンビニのおつまみコーナーやミックスナッツの中にも含まれているメジャーなナッツです。
素焼きにしたものを塩味で、チョコレートでコーティングして甘く、クッキーなどの洋菓子のアクセントに…と様々なシーンで活躍するマカダミアナッツ。
噛むと広がるまろやかな舌触りから油分が多く含まれていることが想像できます。
果たしてマカダミアナッツにはどのくらいカロリーが含まれているのか、栄養素やダイエット時に活用できるか否かなどを詳しく調べてみました。
〜本日の内容です〜
マカダミアナッツのカロリーは高い?100g当たりのカロリーや糖質は?
マカダミアナッツの栄養素は以下の通りです。
文部科学省の食品データベースという信頼できるソースに記載されている数値です。
マカダミアナッツ100gに含まれる栄養素
タンパク質8.3g、脂質76.7g、灰分1.5g
気になるエネルギー(カロリー)は720カロリー、糖質は6.0g
同じ量のご飯の場合112カロリー、糖質約25gとなるのでマカダミアナッツの糖質はご飯よりも圧倒的に低い事が分かります。
マカダミアナッツのカロリーは高いですが1日に100gも食べる人はあまりいません。(たぶん食べようとしても油分で気持ちが悪くなると思います)
1日に推奨されているマカダミアナッツの摂取量は30gほど。
30g中の栄養素成分は243カロリー、糖質1.4g。
糖質制限ダイエットをする場合エネルギーが足りなくなるのでご飯と別に間食が必要になります。
マカダミアナッツはエネルギー豊富で糖質は低めなので間食のおやつにぴったりの食品と言えます。
主食に置き換えて大量に摂取すると鼻血や肌荒れなどの健康被害を引き起こしますので絶対に食べ過ぎないようにしましょう。
ナッツのカロリー比較!マカダミアナッツのカロリーはナッツの中でどのくらい高い
カロリーが高いのはマカダミアナッツだけではありません。
ナッツ類は全体的に高カロリーな傾向にあります。
その理由はナッツが種であることです。
土の中でひたすら季節を耐え、時期がきたら芽吹くという行為には大量のエネルギーを必要とします。
それだけでなく水や乾燥などからも自らを守らなければなりません。
そのためにカロリーである脂質を蓄えているです。
数あるナッツの中でマカダミアナッツはどれくらいカロリーが高いのか気になりますね。
皆さんが見た事あるであろうナッツをカロリーの高い順番に並べてみました。(全て100g当たりの数値です)
マカダミアナッツ720カロリー
ピーカンナッツ702カロリー
ヘーゼルナッツ684カロリー
ブラジルナッツ669カロリー
クルミ604カロリー
ピスタチオ601カロリー
アーモンド600カロリー
カシューナッツ575カロリー
ピーナッツ526カロリー
まさかのメジャーなナッツの中ではマカダミアナッツが1位という結果になりました。
これは糖質制限以外のダイエットには向いていないな…と思うのはまだ早いですよ!
マカダミアナッツはカロリーが高いものの含まれている油分は体に良い物なのです。
なので大量に食べなければダイエットに向いている食品と言えます。
マカダミアナッツの脂質はカラダに良い理由とは
マカダミアナッツに含まれる脂質は植物由来の天然のものであり、体の不調をやわらげ健康に導く力を持っています。
脂質に含まれる栄養素をご紹介します。
脂質の油分に動脈硬化や高血圧を予防する効果
・オレイン酸…血液をサラサラに保ち、動脈硬化や高血圧を予防する効果のある油です。
・パルミトレイン酸…オレイン酸と同じく血液中のコレステロールに働きかけさらさらにしてくれます。
酸化しにくいのが特徴で食用だけでなくキャリアオイルとしても注目を集めています。
高カロリーのものは血液をドロドロにするイメージがありますが、マカダミアナッツは適量を摂取すると血液をさらさらに導く効果があります。
脂質が高くても美容効果のあるビタミンB群が分解と吸収を助けてくれる
・ビタミンB1…糖質をエネルギーへと変化させる効果がある。日中におやつとして食べるとマカダミアナッツに含まれるほぼ全てエネルギーに代わります。なので糖質制限の強い味方になってくれます。
・ビタミンB2、B6…肌の代謝を良くしニキビやアトピー性皮膚炎に効果的です。マカダミアナッツにはタンパク質も含まれているため、効率よく体を形作る細胞を活性化することができ、アンチエイジングにも効果的です。
他にも鉄分やマグネシウム、カリウムなど健康に嬉しい栄養素が沢山含まれています。
マカダミアナッツの主な原産国はオーストラリア。
原住民であるアボリジニの方はごちそうや薬膳的な意味合いを持ってマカダミアナッツを食べていたと言われています。
マカダミアナッツはカロリーが高いので摂取するには工夫が必要
ナッツ類の中では断トツのカロリー量をほこるマカダミアナッツ。
美味しいですが食べる際には量を決めるなどして工夫をする必要があります。
・1日に摂取する量を決める
1日の目安は30g、おおよそ15粒程度です。
計ったり数えたりするのが面倒だという人は両手に乗るくらいと覚えておきましょう。
けれどたくさん食べたい日もありますよね。
毎日同じ量でなければいけないという訳ではなく、1週間単位で調整すれば大丈夫なので食べ過ぎた次の日は量を少なめにするといった調整をしましょう。
・ミックスナッツで脳を満足状態にする
食事は小鉢で沢山の種類のおかずを食べると満足度が上がるそうです。
間食も一緒で、色んなナッツの味を食べることで脳を満足させちゃいましょう。
おすすめなのはミックスナッツです。1日25~30gほどが摂取量の目安です。
マカダミアナッツオンリーだとカロリーが気になるという方にもおすすめです。
自家製ミックスナッツでかさ増し
ミックスナッツだとマカダミアナッツが少なくて不満だという場合は自分でお好みのミックスナッツを作りましょう。
ひよこ豆やクルミ、大豆などが栄養豊富でおすすめです。
大豆はカロリーも低いので味の好みさえ合えばマカダミアナッツと組み合わせるのに最適です。
茹でた状態の豆と組み合わせてサラダ
茹でた状態の豆と組み合わせてサラダにしても美味しいです。
その場合マカダミアナッツが少量で済みますのでお財布的にも嬉しいです。
サラダにする場合はマカダミアナッツ丸ごとではなくある程度砕いてしまうと沢山食感を楽しめます。
マカダミアナッツソース
ナッツ齧るのに飽きた…という人はマカダミアナッツソースがおすすめです。
週に1日くらいご褒美デーにしてパンなどにかけるとゴージャスな味になります。
作り方はこちらの動画を参考にしてください。
まとめ
・マカダミアナッツ100gに含まれる栄養素は720カロリー、糖質は6.0g、タンパク質8.3g、脂質76.7g、灰分1.5g
・カロリーはナッツ類の中でもダントツに高いが糖質は低め
・1日の目安は30g、おおよそ15粒程度(243カロリー、糖質1.4g)
・マカダミアナッツはエネルギー食なので糖質制限ダイエットの間食に向いている
・高カロリーだが脂質に血液をサラサラにする成分が含まれているため、適量を守ればダイエットにも向いている
マカダミアナッツを食べると肌が荒れる、ニキビができるという認識がありますがそれは誤解です。
含まれる栄養素を見ればわかる通り適量を食べれば美肌効果があります。
しかしカロリーが高いのも事実。お菓子によく使われるのでチョコレートや砂糖などと合わせると一気に高カロリーになります。
高すぎるカロリーは皮脂を余分に分泌させ、その皮脂が酸化することによって肌荒れやニキビを引き起こします。
なのでマカダミアナッツはなるべく素焼きのものを食べる。お菓子を食べたい場合は他の食事や翌日に節制をするなどといった工夫が必要になります。
美味しくて健康にもよいので上手く生活に取り入れていきたいですね。