スマホやPCの光はブルーライトと言い、使いすぎると目に悪影響を及ぼすと警告されています。
目の細胞の一部は年齢とともに減少し、さらに体だけで生成ができません。
眼の不調を予防するにはルテインという栄養素を食事から摂りいれる必要があります。
ピスタチオにはそのルテインが含まれています。
他にもむくみ解消や高血圧予防など様々な効果を得られる栄養が詰まった食材です。
今回はピスタチオについて詳しくご紹介していきます。
〜本日の内容です〜
ピスタチオでむくみが解消される理由とは?
むくみの主な原因は2つ「水分」と「塩分」です
何らかの原因で水分の代謝が悪く、体に水が溜まっている状態のことをむくみと言います。
溜まった水分が血管やリンパを圧迫してて血行が悪くなり怠さや冷えを引き起こします。
また、塩分の摂り過ぎもむくみを引き起こします。
ハムなどの加工食品、外食などによって知らず知らずに塩分過多を引き起こしむくみに悩んでいる人が急増しています。
むくみに強い体になるには血流を良くして滞らせないことが必要不可欠です。
ピスタチオに含まれるオレイン酸には血液をサラサラにして良好な状態へ導く効果が期待できます。
次に塩分。
こちらはカリウムという栄養素が役立ちます。
カリウムは体の中の塩分量に働きかけ一定に保ち、余計な塩分を体外に排出する効果が見込めます。
ピスタチオ100gに含まれるカリウムの量は970mg。
ピスタチオのカリウムの含有量はナッツ類の中で高めです。
1日に摂取するピスタチオの目安の量は45粒。
1粒約1.5gなので45粒分だと約67.5gとなります。
毎日目安量を摂取するだけで約500mgほどのカリウムと摂れるという計算になります。
人体が1日に必用とするカリウムの量は18歳以上の男性は2500mg、女性は2600gと設定されています。
ピスタチオだけでは摂取量をカバ―出来ないので他に食材で補充する必要があります。
カリウムを多く含む他の食材は肉や魚、バナナ、イモ類(特に里芋)、干しひじき、納豆などです。
カリウムとエネルギーが豊富なのでピスタチオは置き換えダイエットなどで食事をスムージーに変えているという人などの補助食としても使えます。
高血圧の予防になるピスタチオの栄養素とは?
高血圧の原因の一つに「塩分(ナトリウム)」があります。
塩分の吸収と排出は肝臓が行っております。
過剰な塩分が長期的に流れてくることにより肝臓の働きが鈍くなり塩分の排出が上手くできなくなります。
その結果血中の塩分濃度が高くなり体が薄めようと血液量を増やします。
大量の血液が流れることにより血管にかかる抵抗が高くなり血圧が上がると言われています。
塩分に反応しやすい食塩感受性タイプの方は特に上がりやすい傾向にあります。
高血圧を予防するには「塩分を控える(減塩)」「塩分をきちんと排出する」ことが必要です。
1日の塩分の摂取量を6g未満にすることで高血圧症の予防ができると言われています。
それでもつい摂り過ぎてしまうのが塩分。血液中の塩分を排出する働きのあるカリウムをきちんと摂る事をお勧めします。
ピスタチオにはカリウムが豊富に含まれている食材です。
減塩をしたいけれどお酒がやめられたいという人はおつまみをピスタチオに変えるなどの工夫をしてみましょう。
スナック菓子にも塩分は多く含まれています。
間食をピスタチオに変えるのも良いでしょう。
ピスタチオに便秘解消の効果がある理由とは?
ピスタチオは水溶性食物繊維を多く含む食材です。
水溶性食物繊維はその名の通り水に溶けてゼリーの様な状態となり柔らかい便を作り出します。。
(その際に過剰なコレステロールやブドウ糖の吸収を防いでくれるのでダイエット効果も期待できます)
腸の壁を便が刺激することに寄って体外に排出します。
柔らかく体積のある便は腸の壁を刺激しやすくなり便秘解消に繋がります。
腹痛があるのに中々便がおりてこない、コロコロした便しか出ない、便秘と下痢を交互にするなどの症状の方に特におすすめです。
食物繊維はピスタチオの殻と実の間にある薄皮に特に多く含まれています。
パサパサした食感なので剥いてしまいたくなりますが、できるだけ除去せずに食べることをお勧めします。
人間の臓器を動かすには潤滑油のような油分が必要になります。
特に腸の中にある便は油分で滑らかにうごきます。
油分(脂質)が足りないと便秘になり、足りすぎると体内に蓄えられ肥満の原因となります。
ピスタチオの持つ脂質は不飽和脂肪酸といい胃腸の働きを活発にする効果があります。
体内のコレステロール値を一定に保つ働きもあるため体に余計な脂肪がつきにくいのが特徴です。
不飽和脂肪酸で腸を活発に動かし、食物繊維で体に溜まった余計なものを排出しやすくなる。
これが便秘解消効果の理由です。
ピスタチオは眼病予防にもよい効果が!
ピスタチオに含まれるルテインとゼアキサンチンという色素。
どちらも目の角膜や水晶体に多く存在していて目を刺激から守る働きをしています。
スマホやPCなどのブルーライトや紫外線などを吸収して目を守ってくれていますが、長時間ダメージを負い続けると減少していきます。
老化によっても減少していくので1日6mgほど摂取することが推奨されています。
1日10mg摂取し続けると白内障や黄班変性など眼の病気を予防する効果が高くなると言われています。
ルテインは油と一緒に摂取することで体内への吸収効果が高まります。
ピスタチオは脂質も含んでいますので、1つで効率的に摂取できる食材だと言えます。
ピスタチオの他にルテインが豊富な食材はほうれん草などの緑黄色野菜やかぼちゃ、にんじんなどです。
ゼアキサンチンを多く含む食材はパプリカやとうもろこし、クコの実など。
これらとピスタチオを一緒に摂ることでより効果を高めることが期待できます。
ルテインが何故ブルーライトを吸収するのかはこちらの動画で詳しく説明されています。
視力は生活を支える機能。大切にしていきたいですね。
まとめ
・むくみ解消の理由…オレイン酸とカリウム。オレイン酸がむくみの原因である血流の改善、カリウムが塩分を排出する。
・高血圧の予防になる栄養素…カリウム。高血圧の原因の一つである塩分を体外に排出する効果が見込めます。
・便秘解消効果の理由…水溶性食物繊維が柔らかい便を作り、不飽和脂肪酸が腸を活発に動かすことで排出しやすくなる。
・眼病予防…ルテインとゼアキサンチンが白内障などの予防に効果が見込めます。
良いピスタチオは色で見分ける事ができます。
濃い緑色をしているものほど良品だと言われています。
着色がされているものもありますので、できるだけ信頼できる所から殻付きのまま購入する事をおすすめします。
湿気に弱く酸化しやすいので、栄養を逃がさないためにも保存はしっかりと密閉することが必要です。